読書百遍

会計・税務プロフェッションを目指している人の日々是好日

【連載】修士論文審査に落ちましたが、なにか?

 税理士試験税法2科目免除のために通っていた会計専門職大学院の論文審査に落ちたため、半年留年することが確定した。予定していた修士課程2年間のうち、仕事をしながら通った1年半、このままでは書き終えられないと残りの半年を仕事を辞めてまで論文に専念したが、すべてが間違いだらけであったと思っている。
 今後、私のように税理士試験を一度も受けずに、大学院進学を考えている方のためにもこれだけは伝えておきたい。


 「論文において、教授が手取り足取り指導をすることはまずない。」


 すべては自己責任という言葉の元に自分が書いたものだけが、修了に値するものかどうか評価されるだけである。基本、私が求めている答えは常にもらえなかったと記憶している。


 比較的日本人は勤勉なため、効率のよい勉強法や仕事法を持っているほうだとみている(学んだことが、実際に彼らの身になっているかどうかは別であるが・・・)。しかし、こと教育機関を卒業するという点において、どれだけ理解しているかや身になっているかはあまり重要ではない。要は、定められた基準に達した成果物もしくは成果を出せればよいのである。これは司法試験・会計士試験等の試験においても共通することといえる。その点において、私は大きな間違いをおかしていた。


 このブログでは、過去の間違いを記録しつつ、後続の学生諸君が私のように悔しい思いをしないように、税法論文を仕上げるためにすべきことを実体験を踏まえて書き記しておく。